キモチはナマモノ

ぼくのチームのメンバーは、むかし仲が悪かったんですね。

お互いしゃべらなかったです。

上司への報連相もなかったです。

でもコロナになって、リモートワークが始まって、

リモート朝会で毎朝顔を合わせて雑談や業務のことを

話す時間をとるようになって変わったんです。

お互いを知るようになって、お互いのことを考えるようになった

そしたら協力しあうことがでてきて、

成果を出せるようになってきたんです。

周囲からも「すっごい変わったよね!」と

ついこないだも褒められました。

でもね・・キモチはナマモノ。

毎日協力しあえるかっていったらそうじゃない。

平和な毎日はつづかないんです。

今日、あるメンバーがもう一人のメンバーに対して

「もういやだ!」とぼくに苦情を言ってきました。

相手が自分に嫉妬して強くあたるというのです。

これ、問題志向の姿勢だったら「どっちかが問題だ!」となります。

でも、ぼくの方針は解決志向。

だから悪者をつくらない。

組織風土をまもって、生産性高く仕事を進めるためには悪者をつくらない。

キモチをぶつけてきたら、キモチできく。

徹底的に相手志向にたって話をきく。

それで相手をわかろう。できるかぎりわかろうと努めよう。

ちょっとエネルギーが必要かもしれない。

「それってこういうこと言われてこんなキモチになったってこと?」

こうしてメンバーとぼくはわかりあっていく中で、

メンバーは自分なりの解決策をみつけていった。

「わたしも嫌なキモチになったって伝えないのも悪いのかな」

「きっとわたしがどう思ったかわかってないんだ」

「つぎはちゃんと言おう」

人のキモチは毎日ゆらゆら。

メンバーの関係性とか組織風土とか毎日変わる。

でもリーダーが解決志向で構えていれば、定位置にもどってくる。

うん、あしたから解決志向でいこう。