これはよく言われることです。人を褒めれば、褒められた人は他の人を褒める。
自分にしてもらって良かったことを、他の人にもしてあげたいと思うんでしょうかね。
今日、メンバーの一人がこんな電話をかけてきました。
メンバー:「シンイチロウさん(上司のぼくのこと。実際は苗字で呼んでる)、この製品のことで私のこと褒めてくれましたけど、これは取引先の○○さんが忙しい中で一生懸命、頑張ってつくってくれたんですよ!」
あ〜、彼のことか。なんでまた彼のことを話し出したんだろう??
メンバー:「当時、良い製品をつくりたいと思って結構無理なことをお願いしてました。でも彼は文句も言わずに何度も修正してくれました。私も申し訳ないとおもったんですけど、仕方なかったです。」
そういうことか。確かのこの製品つくるにはトライ&エラーの繰り返しがあったはず。それを嫌がらずに取引先の○○さんは引き受けてくれたんだな。
で、このメンバーは何が言いたいんだろう?
メンバー:「私はシンイチロウさんから褒められると、つらいときでも乗り越えられるんですよ。シンイチロウさんはそれをわかって私たちに情緒的なフォローしてくれるじゃないですか。取引先の人も一緒なんですよ。褒めてくれたらモチベーションあがるんですよ。私から言うよりシンイチロウさんから言ってくれたほうが効果あるからお願いできませんか?」
おいおい、自分で言ってくれよ、と思いつつ引き受けました。このメンバーの取引先の人を労ってあげたいという気持ちがうれしかったですね。
そして、この件でも解決志向がデンパしていく様子を目の当たりにしました。
先日も違うメンバーから同じような話がありました。海外のメンバーのモチベーションが下がっているから何とかしたいと。自分がやってるプロジェクトに入れて活躍するチャンスを与えたいと。
解決志向はウチ側からソト側へあふれるように流れていくんですね。ぼくらの組織を解決志向で運営すると、周囲の可能性を伸ばすことに一役買うことにつながるんですね。
そして、そのソト側へと広がっていく。ぼくら一人ひとりの可能性がひらいていくイメージが湧いてきます。
シンイチロウさんから